生まれた年だけが共通項のアーティスト6人(会田誠、有馬純寿、大岩オスカール、小沢剛、松蔭浩之、パルコキノシタ)が綴る、TOKYO名所(?)めぐりのエッセイ。
ウェブマガジン・RealTokyoの連載「昭和40年会の東京案内」および書籍化の編集を担当。
書籍の装丁・デザインは奥定泰之さん。
(以下、リリース情報より)
巷に東京ガイド本は数あれど、芸術を生業とするアーティストが東京を「案内」するのは本邦初!! 案内役となるのは、昭和40年(1965年)に生まれ、東京で出会った芸術家たちによって結成された「昭和40年会」。絵画、写真、音楽、パフォーマンスなど、各々が多様なアート表現を通して第一線で活躍する6人(会田誠/有馬純寿/大岩オスカール/小沢剛/パルコキノシタ/松蔭浩之)です。
彼らが紹介してくれるのは、著名観光スポットから個人的なお気に入りまで、いずれもあなたの知らない東京です。例えば、独自の基準で解説する「東京の待ち合わせ場所」や「オレに酒を教えた店」、はたまた「東京の最果ての山」や、「人は東京タワーに三度でかける」「谷根千おもひで巡礼ツアー」「東京で聴くオーケストラ」などなど――。ときに肩の力を抜いてユーモラスに、ときに現代社会を鋭くとらえる芸術家ならではの視点で、アーティストから見た「東京」のあの場所この場所を写真付きでご案内します。四十路を迎えた大人の批評眼と、少年のような自由な眼差しの共存も印象的です。さらに、屋形船をチャーターしてそれぞれの東京を語る座談会「昭和40年会の東京湾クルージング」も敢行。