How Global Can Museums be? CiMAM[国際美術館会議]2015年次総会東京大会 報告書
編集で参加しました。
[accordion]
[item title="概要"]2015年11月、「How Global Can Museums be?」をテーマに東京で開催された、CiMAM[国際美術館会議]2015年次総会の記録。各国のキュレーター、批評家、アーティストの講演・ディスカッションの和訳。また国内各地のキュレーターによるレポート等を掲載しています。264ページ。関係各機関への配布(美術館図書館含む)のほか、森美術館ミュージアムショップで販売。
[/item]
[item title="中面イメージ"]
[item title="目次"]
- ごあいさつ|バルトメオ・マリ
- カンファレンス・プログラム概要
- Day 1:美術館はいまなお討論のための場なのか?
- 基調講演|美術館について議論する:どの問いが問われるべきなのか?
パトリシア・ファルギーイエレス(社会科学高等研究院教授[EHESS]、フランス国立造形芸術センター理事[CNAP]) - パネル1|45年間討議中――東京国立近代美術館のコレクション展時と戦争画
蔵屋美香(東京国立近代美術館 美術課長) - パネル2|美術館のあるべき姿を追い求めて
ジャック・パーセキアン(パレスチナ美術館館長/主任キュレーター) - パネル3|腹話術師に気をつけろ:政治的なアートおよび文化的な過敏症としての日常性
ブルック・アンドリュー(アーティスト/モナシュ大学芸術デザイン建築学部講師、メルボルン、オーストラリア) - パネル4|キエフの学校
ゲオルグ・シュルハマー(インディペンデント・キュレーター)、ヘドウィグ・ザクセンフーバー(シュプリンゲリン誌キュレーター/編集者) - パネル・ディスカッション
モデレーター|エリザベス・アン・マクレガー(オーストラリア現代美術館館長、シドニー) - Day2:モダニズムはどのようにグローバルに受容されてきたのか?
- 基調講演|全球的な知覚から近代性を問い直す:モダニティーを振り返って再定義し、デジタル化されたグローバル尺度モデルを修正する
稲賀繁美(国際日本文化研究センター教授/総合研究大学院大学教授) - パネル1|教育上のモダニズム:バローダーおよびラホール国立芸術大学の事例
ハメド・ナサー(アジア・アート・アーカイブ香港、リサーチ&プログラム主任) - パネル2|モスクワでもなく、メッカでもなく
スラヴス・アンド・タタールズ(アーティスト、ユーラシア) - パネル3|一国の美術史を書き出す(書き換える):ナショナル・ギャラリー・シンガポール
ユージン・タン(ナショナル・ギャラリー・シンガポール館長) - パネル4:前衛におけるアメリンディアンの刻印:グローバルな視点から
マリアナ・ボティ(カリフォルニア大学サンディエゴ校ビジュアルアート学部 中南米近現代美術史准教授) - パネル・ディスカッション
モデレーター|フランシス・モリス(テート コレクション・ディレクター、ロンドン、イギリス) - Day3:グローバル・オーディエンスはいるのか?
- パネル1|コーチ=ムジリス・ビエンナーレ:観客を創り出すこと
ボーズ・クリシナマチャリ(コーチ・ビエンナーレ財団共同創立者/代表、ケララ州コーチ、インド) - パネル2|新しい戦略、場所、コミュニティを捜して:ローカルとグローバルの弁証法、さらなる脱線
ウォン・ホイチョン(アーティスト、ジョージタウン、マレーシア) - パネル3|アーティファクトと忠誠:ミュージアムはいかに国家と世界を提示するのか
ペギー・レヴィット(ウェルズリー大学社会学部教授兼学部長、ハーバード大学トランスナショナル・スタディ・イニシアティブ共同ディレクター) - パネル4|ニコライ・フェオドロフの「人間性に関するユニバーサルな美術館」についての理論および概念に基づく、アントン・ヴィドクルのレクチャー/パフォーマンス
アントン・ヴィドクル(アーティスト/e-flux創設者、ニューヨーク/ベルリン) - パネル・ディスカッション
モデレーター|キアン・チョウ・クオック(シンガポール国立美術館シニア・アドバイザー) & マルセラ・レーマー(カスタニーノ美術館館長、ロサリオ、アルゼンチン) - レポート
- 既成の“美意識”とは異なる生きた“審美眼”を
原久子(大阪電気通信大学教授/アートプロデューサー) - 「多面的な複数性」の共有――自在な呼吸で語るために
李美那(神奈川県立近代美術館 主任学芸員) - 美術館:グローバルとローカルの関係性のなかで
植松由佳(国立国際美術館 学芸員) - 「議論の場」は美術館の存在意義として機能するか
笠原美智子(東京都写真美術館事業企画課長) - グローバルな議論を支える地域性と個別性 ― 美術館の民主主義的役割
住友文彦(アーツ前橋館長) - 差異の認識から共存の道へ ― いま「グローバルに受容される」べきこと
逢坂恵理子(横浜美術館館長)
美術館とマイノリティ ― 「付け加え」ではなく終わりなき「組み替え」の時代へ
穂積利明(北海道立近代美術館・主任学芸員) - 「無言の断絶」と「饒舌な地域特殊論」を超えて
遠藤水城(HAPS代表/インディペンデント・キュレーター) - お前なんか、グローバルじゃない!
新見隆(大分県立美術館館長) - 「新たなコミュニティ」としての美術館とは
川浪千鶴(高知県立美術館 企画監兼学芸課長) - 事務局から
- 概説と展望 CIMAM 2015東京大会を次に繋げるために
片岡真実(CIMAM理事/CIMAM2015年次総会東京大会 実行委員会事務局長/森美術館チーフ・キュレーター) - 制作物
- ポスト・カンファレンス・ツアー
- 登壇者プロフィール
- 組織
[/item]
[item title="クレジット"][事務局]
事務局長|片岡真実(森美術館)
担当|田辺奈津、高島純佳、吉田彩子、ユリア・タラシュク(森美術館)
[報告書]
編集|内田伸一
片岡真実、高島純佳、白木栄世、熊倉晴子、ユリア・タラシュク(森美術館)
和訳翻訳|秋葉美知子、奥村雄樹、照山貴子、平芳幸浩
翻訳協力|山本 薫(p.117-124)
デザイン|溝端 貢(ikaruga.)
掲載記録写真|御厨慎一郎(p.258-259 を除く) 写真提供:森美術館
印刷|大日本印刷株式会社
発行|CIMAM[国際美術館会議]2015 年次総会東京大会実行委員会
事務局:森美術館
発行日|2016 年3 月25 日
ISBN|978-4-902819-37-3
[/item]
[/accordion]